ギーギーギー
静かに揺れる俺とのブランコ。
隣で俺よりも少しだけゆっくりと揺れているは俯いている。
泣くギリギリ1歩手前。
何故俺たちがこうしてブランコに揺られているかというと、それは1時間ほど前の話。
***
久しぶりのオフということもあって、機嫌よく絵を描いていた。
珍しく風景画を描いていて、慎重に色を付けていたときに携帯が鳴り、もう少しではみ出すところだった。
(危ない危ない・・・)
普通は絵を描いてるときに携帯が鳴ってもすぐには手に取らない。
でも、この音楽が鳴ったときは特別。
彼女専用の音楽だから。
絵の具で汚れた手のまま携帯を開くと“新着メール1件”の文字が。
From:
Sb:(non title)
−−−−−−−−−
いつもの公園にい
るから暇だったら
来て。
いつもとは打って変わって、それだけ書かれたメールは何だか深刻な感じがした。
一瞬、別れ話かと思って行くのを躊躇ったけど、大好きなからの呼び出しとなると行かないわけには行かない。
(会いたいし。)
(俺なんかしたかな・・・・)
(前、仕事でデートいけなかったから?)
(が失敗したって言ってた料理食べて「ウマイっ!」て言ったから?)
ここ最近の自分の行動を思い出しながらいつもの公園に行くと、は一人でブランコに揺られていた。
俺はとりあえず、悲しそうな切ない表情のの隣のブランコに腰掛けた。
***
それが30分ほど前だ。
(・・・そろそろ聞いていいかな・・・)
「、大丈夫?」
「・・・」
「何かあったの?」
「・・・仲良かった男友達に告白された。」
「 え゛え゛っ !? 」
「あ、ちゃんと断ったよ。」
「ホント!?」
「ホント。」
「あ〜よかったぁ〜」
本気で変な汗が出た。
「別れよって言うために呼ばれたのかと思った。」
「・・・私が好きなのは智だけだよ。」
チラッと潤んだ瞳でこっちを見たは頬を紅く染めて、凄く綺麗だ、と思った。
「うん、俺も。がいなかったら生きていけないよ。」
そう言うとは微笑んで大袈裟だなぁーってブランコから降りた。
「俺は本気だよ?」
俺も立ち上がっての隣に並んだ。
「明日から普通にできるかな・・・」
「大丈夫だよ。明日にはきっと元の仲良しに戻れるよ。」
ボソッと呟いたを優しく抱き寄せた。
「うん。ごめんね、呼び出しちゃって。」
「いいよいいよ。に会えて嬉しかったし。」
「私も智に会ったら安心した。」
「じゃぁ帰ろっか。」
俺はの手をとって歩き始めた。
「そうだ、もうすぐ絵が完成するんだ。」
「今度は何の絵?」
「ブランコ。」
「ブランコ?」
「そう。さっき俺たちの乗ってたやつ。」
俺とのブランコ。
2人のブランコ
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う〜ん・・・・最後こじ付けくさいね!!(笑)
wrote : 2006.1.10
UP : 2006.4.8