やっぱ止めとけばよかった。
五月蝿過ぎる。
怖いもの
「うわっ!」
「・・・」
「あっ!!」
「・・・」
「ぎゃー!!!」
「・・・」
隣でアイドルとは思えない奇声を発しているのは、私の彼氏。
櫻井翔、職業:嵐
なぜこんなことになっているかと言うと、それはほんの1時間前のこと。
「翔ってさ、お化けとか怖いんだね。」
「・・・そんなことねぇよ。」
「じゃぁお化け屋敷行こっ!!今、めっちゃ怖いのやってるんだよ!!」
「嫌。」
「なんで〜?怖くないんなら行こうよ。」
私は大のホラー好きで、よく映画とかも見に行くけど、翔は誘うと何かと理由をつけて断り続けている。
翔はカッコつけだから、私にカッコ悪いところを見せたくないらしい。(ニノ情報)
でも、隠されると余計に見たくなるのが人間の心理じゃない?
だから今日こそ!!
今日こそは翔の怖がる姿を見てやるんだ!!
「とにかく嫌。」
「・・・じゃぁこれ一緒に見よ?」
翔が嫌がるのは最初から判っていた。
私はそのために用意しておいたDVDを鞄から取り出した。
「ん?」
「さぁ〜一緒に見よう♪」
「ちょ、ちょっと待った!!」
翔が必死で説得してきたけど、そんなことは無視して着々と準備を進めた。
「始まるよ。」
「・・・」
翔が逃げれないように、翔の左手をギュッと握った。
――――――――そして今に至る。
「ひゃっ!!」
相変わらずホラー映画を見て奇声を発している翔が少し哀れに見えてきた・・・
「・・・見るの止める?怖いんでしょ?」
「怖くねぇよ!!」
かなり強がってる翔の左手は汗でびっしょり濡れていた。
「。・・・でも、やっぱり見るの止めよ?」
「降参?」
「こんなん見るよりももっとやりたいことあるし。」
「何?キャッ!!」
一瞬、翔の怪しい笑顔(かなりエロい)が見えたと思ったら、押し倒された。
「もっといいことしよう?」
疑問系で聞いてきたくせに、私が有無を言う前に口を塞がれた。
息ができなくて、翔の胸をドンドン叩くと翔はにっこり微笑みながら唇を離した。
「翔、目がエロい。」
「これからもっとエロいことするからいいの。」
「イヤーーー」
「拒否られるとへこむ。」
「へたれ〜」
「へタレで結構。いただきま〜す。」
「キャー!」
・・・、いいこと思いついちゃいました☆
「しょ、翔!!う、後ろに・・・!!」
「えっ?」
翔の顔は一気に血の気が引いていった。
「ぎゃぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
今まで聞いたことのないようなものすごい悲鳴をあげて、一目散に逃げていった。
私は1人、部屋に取り残された。
「おい、彼女置いて逃げるなよ。」
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ジャンルはギャグ。
wrote : 2005.11.11
UP : 2006.3.4