卒業 〜Girl side〜
「ほら、櫻井先輩いるよ!!行っておいで!!」
「で、でも・・・」
「早くしないと第二ボタン、他の人に取られるよっ!!」
「・・・うん。」
親友のと校舎の陰から卒業生が出てくるのを待っていた。
――――入学したときに一目惚れした櫻井先輩の第二ボタンをもらうために。
ここ1週間はボタンをもらうかどうか悩みに悩んでいた。
後悔したくないからやっぱりもらおう!!っと決心したのは一昨日。
も応援してくれて、2人でいろいろと作戦も考えた。
なのに、いざ櫻井先輩を目の前(結構遠いけどね)にすると怖くなった。
(断られたらどうしよう・・・)
「あ、こっちくるよ!!」
「んぇ!?」
私たちの存在に気付いてる訳じゃないけど、確実にこっちに近づいている。
「!!どうしよう!!」
「、がんばれっ☆」
“ドンッ”
「えっ?」
“ドサッ”
私はに背中を押され、櫻井先輩の目の前でこけた。
「(は、恥ずい////)」
「ちゃん?大丈夫?」
「あ、はい。すいません////」
「なんでちゃんが謝ってんの(笑)
ん。」
「えっ、あ、ありがとうございます。」
櫻井先輩はこけた私にさっと手を差し伸べてくれた。
(やっぱりやさしいなぁ)
「ちゃん、怪我ない?」
「はい。 あっ・・・」
「ん?どうかした?」
―――――第二ボタンがない。
「いえ、あ、卒業おめでとうございます。」
「ありがとう。」
「今までありがとうございました。」
それだけ言うと私は走り出した。
(やっぱりもう誰かにあげちゃったのかな・・・)
(告白とかされたんだろうな・・・)
(もしかして彼女?)
「待ったっ!!!」
「!?」
右手を誰かに引っ張られた。
「・・・櫻井先輩?」
振り返ると、櫻井先輩がいた。
走って追いかけてきたせいか、息を上げながらも私の右手を掴んでいた。
「ちゃんに渡したいものがあって・・・」
「何ですか?」
「・・・コレ、もらってくれない?」
そう言って私の右手にしっかりと握らされたのは、金色に輝くボタンだった。
「先輩、コレ・・・」
「第二ボタン。」
「え、でも、誰かにあげたんじゃ・・・」
「ちゃんにもらってほしかったからとっといた。」
「あ、ありがとうございます!! きゃっ!」
再び右手を引っ張られ、バランスを崩すと、櫻井先輩の腕の中にいた。
「さ、櫻井先輩?!」
「俺、ちゃんのこと好きだから。で、あの、よかったら付き合ってくれませんか?」
「え、あ、あの、わ、私も櫻井先輩のことずっと好きでした!!」
桜の蕾が膨らみ始めたころ、私の恋の花は満開をむかえた。
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設定的には中学生か高校生。
アタシの知ってるかぎり、ガクランの高校はないけど。(笑)
あ〜第二ボタン欲しかった〜(こっちの話w)
wrote : 2006.3.11
UP : 2006.3.11