冬というには少し日差しが暖かく、春というにはまだ花の香りもしない半端な季節。
風が頬をかすめてまだ少し寒いことをしる。
手、つなごぉ
人通りのほとんどない道を肩を並べて歩く。
2人で並んで歩くのはもう半月ぶり。
「ごめんね、。なかなか会えなくて。」
「いいのいいの。忙しいのはいいことだよ。みんなが雅紀を見て元気になれるんだから。」
“みんな”の中にはもちろん私も含まれてるって気付いてくれた?
「ねぇ、。」
「何?」
「俺、のことすんごい好きだよ。」
雅紀の突拍子のない言動には慣れてきたけどやっぱりそんなことを言われるとかなり照れる。
「私も大好き。」
平然を装ってニコッと雅紀の方を向くと、私以上に雅紀は笑顔だった。
「ねぇ、。」
「何?」
目をキラキラ輝かせた雅紀は太陽に照らされて、輝きを増していた。
「手、つなごぉよ。」
「・・・・・・は?」
雅紀の職業柄、外で手を繋ぐ事なんてありえなかった。
お互い分かってた事だから、声に出したことも無かった。
「は?って・・・もっと可愛い返事しようよ。」
「な、なんで急に・・・」
下を向いて何とかそれだけ言うと少し足を速めた。
でも、雅紀の長い足は“これぐらいが普通”といった風にスイスイついてくる。
「何でって・・・嫌?」
「嫌じゃないけど・・・」
「ほら、俺らの歌にもあるじゃん!!“言葉よりつながる瞬間”って。」
「それは私の言葉が信じられないってことですか?」
雅紀がそんなことを言ってるんじゃないと分かりながらも、少しムスッとしたように答えると、雅紀は大きく否定した。
「違う違う違ーーーう!!!違うって!!!」
「プッ。」
雅紀の反応が面白くて思わず噴出してしまった。
「な、何でそこで笑うかなぁ??」
「あはははは」
「あはははは」
「仕方ないなぁ」
なぜか一緒になって笑っている左手をぎゅっと掴んだ。
「いいよ、別に。言葉で分からないんだったら体で教えてあげるから。」
外で手を繋ぐのはためらいがあったけど(相手は仮にもアイドルな訳だし)、雅紀を見ていたらそんな事どうでもよくなって、掴んだ雅紀の左手を大きく振った。
「・・・それは俺を誘ってるの?」
「は?」
「だって体で教えてあげるって・・・」
「バカッ!!手だよ!!手!!」
「痛っ!!」
少しにやけている雅紀の左手を思いっきり握った。
でも、雅紀は向日葵の様に笑っている。
雅紀の笑顔が伝染し、私も笑顔になる。
2人で笑えば向日葵も2つ。
春を通り越して、誰よりも早い夏を雅紀と2人で味わう。
右手から伝わるぬくもりも、早い夏を告げているよう。
「じゃぁ、俺の家行こっか。体でいろいろ教えてもらいに。
ね、。」
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なんか相葉ちゃんのキャラおかしくない??!!
まぁ、細かいことはスルーしてくれると嬉しいっす!!!(笑)
wrote : 2006.1.29
UP : 2006.3.4