夜、ふと目を覚ますとさっきまで右側に在ったはずの温もりが消えていた。
月と雲
「?」
声に出してを呼ぶと、冷たい風がカーテンを揺らし窓から吹いてきた。
(窓が開いてる?)
閉めたはずの窓に近づくと、ベランダでが空を見上げていた。
「。」
「あ、和也。起きちゃった?」
「うん。何やってんの?寒いのに・・・」
冷えたを後ろからそっと包んだ。
「月がね、すごく綺麗だったの。」
空を見ると、満月が凛と輝いていた。
「ホントだ・・・」
喋ることも忘れ、2人で満月を眺めた。
「そろそろ中入ろ。風邪ひくよ。」
「えー。もうちょっと!!」
「ダメ。こんなに冷えてんじゃん。」
両手をの冷え切った頬にそっとあてた。
「ケチー。あっ。」
さっきまで凛と輝いていた満月は雲にすっぽり覆われてしまった。
辺りは真っ暗になり、月明かりに照らされていたも今はぼんやりとしか見えない。
暗闇の中で、そっと触れるだけのキスをした。
「なっ・・・・・!?」
(は不意打ちに弱いみたいですねぇ〜。)
そんなことを思っているうちに、の頬にあてたままの両手が温かくなってきた。
(・・・、もしかして照れてる?)
きっと可愛く頬を染めているんだろう。
「サン、顔熱いよ?もしかして照れちゃいました?」
「照れてないよっ!!」
雲は風に流されていった。
再び満月が顔を出し、鮮明に顔を照らしだす。
そこには、照れてる君がいた。
「やっぱり顔赤いじゃん。」
「もう!!和也のせいだからね!!」
ふんっとそっぽを向いてしまったを抱きしめて部屋に入る。
だってこんな可愛いを見ていいのは俺だけだから。
例え相手が月だろうと。
を抱きしめたままベットに再びはいった。
「ねぇねぇ。」
「ん?」
「また一緒に月見ようね。」
「はいはい」
「今度は不意打ちなしね。」
「それはどうでしょうね。」
「意地悪。」
2人でクスクス笑いながら夢の中へ落ちていく。
“おやすみ”
と同じ夢が見れますように。
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う〜ん。途中が微妙かも。
前後は結構お気に入りw(笑)
満月っていいよね。うんうん。
なんか神秘的。
ぁ、背景が満月じゃないのはご愛嬌(笑)
wrote : 2005.9.30
UP : 2006.3.4