【1ヵ月以内に彼女をつくる】
そんな目標をたてて今日が12日目。
まだ誰も目立った行動はしていない。
昼休みは相変わらず5人で食べているけど、「お前の好きな奴ってアイツだろ?」とか「進展あった?」とか、みんなで探りあいをするようになった。
なんか結構“青春”してるって感じ。
でも、俺の求めている“青春”はもっと甘いものだから。
みんなには悪いけど、俺、そろそろ落としちゃうよ?
自分で言うのもなんだけど、俺ちゃんに好かれてると思うし。
さぁチャンスは今日。
2人 の 秘密基地
隣のクラスの。
俺の好きな人。
たまたま同じ図書委員になって初めて喋った。
喋ってみると思いのほか趣味があって、俺たちの会話は途切れることを知らなかった。
会うといつも楽しく話をしていて、そしたらいつの間にか好きになっていたんだ。
多分、俺は一緒にいるときに、素敵な笑顔とか、何事にも一生懸命な所とか、天然でどこか抜けていたり、意外と乙女な所とか・・・
ちゃんのいろいろな中身を見つけた。
そして全部ひっくるめて惹かれたんだと思う。
ホントはこんな簡単な言葉じゃ説明できないけど、強いて言うなら『心が惹かれた』って感じかな。
そんなこんなで今まで友達として過ごしてきたけど、俺的にはそろそろもっと近づきたいんだよね。
しかも今日はラッキーなことにちゃんと2人で図書室の開館の日。
こんな大チャンスを逃すわけにはいかない。
俺は授業の終わりを告げるチャイムと同時に教室を出た。
俺的に放課後の図書室は超穴場。
放課後の図書室なんて誰も来ない。
クラブに入っている人はクラブへ、帰宅部の人はとっとと家に帰るわけだから。
俺は誰もいない図書室の椅子に腰掛けて、ちゃんが来るのを待った。
10分後、廊下をパタパタと走ってくる音がして、図書室のドアが開かれた。
「潤君っ!!遅くなってごめん!!掃除が長引いちゃって・・・」
「全然いいよ。どうせ誰も来ないからね。」
「あはは。相変わらず人気ないねぇ。」
ちゃんは笑いながら俺の隣の椅子に座った。
「あと2時間かぁ〜。暇だね。」
「そうだね。」
俺にとったら全然暇じゃないけどね。
この2時間、ちゃんの小さな仕草まで見逃すわけにはいかないから。
「そうだ、この前の映画見た?」
「みたみた!!」
俺たちはいつもの様に話し出した。
趣味の事、クラスの事、家族の事。
いろいろと話しているうちに、あっという間に楽しい1時間が過ぎた。
そろそろかな。
「やっぱり誰も来ないなぁ。」
「そうだね。」
今日は大チャンスの日。
コレを逃したら、俺たちの関係は当分このままだと思う。
「まぁこの方がいいけど。ちゃんと2人っきりでいれるし。」
「えっ?」
ちゃんは目を丸くしてキョトンとしている。
俺は余裕があるようにニコッと笑った。
本当は今にも心臓が破裂しそうだけど。
「そ、そうだね。2人で話すの楽しいもんね。」
「うん。それに俺さ、」
俺は混乱しているちゃんの瞳をまっすぐ見つめた。
さっきまでの余裕の表情ではなく、本当に真面目に。
「ちゃんの事好きだから。」
ちゃんは一瞬固まったと思ったら、次の瞬間には大粒の涙を流していた。
「だ、大丈夫!?そんなに嫌だった?!」
「う、ううん!!嫌じゃない!!とっても嬉しい。」
俺はほっと胸を撫で下ろして、そっとちゃんを抱き寄せた。
「俺、超焦ったんだけど。」
「だ、だって嬉しかったんだもん。私みたいな可愛くない子好きになってくれるなんて思ってなかったから・・・」
「ちゃんは十分可愛いけど?」
「・・・可愛くないよ。」
ちゃんは俺の腕の中でむぅっと膨れた。
(そこがまた可愛いんだよ)
「ちゃん、俺の事好き?」
「・・・わかってるくせに。」
「えー。俺知らないんだけど。ちゃんの気持ち。」
「ドS。」
「うん、それは知ってる。」
「・・・潤君が好きだよ。」
その後俺らがどうなったかは、2人だけの秘密。
教えれるのは、相変わらず図書室には誰も来なかったことと、俺の望んだ甘い“青春”がやってきたって事だけ。
さぁ、明日からは新しいハッピースクールライフ。
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5000HIT 記念小説第1弾!!!
松本さんってこんな口調だっけ??
このお話は、締まってないし、なんかダラダラですね;
なにやら不思議なものになってしまいました。笑
次は頑張ります!!
wrote : 2006.11.23
UP : 2006.11.24