「なる様にしかなりませんから。堂々と相葉雅紀らしく行けばいいでしょ?」



そう。
人生はなる様にしかならない。
でも、なる様にはなるんだ。



































Last girl






















































俺は相葉ちゃんを見送ると、保健室へ向かった。
階段を軽快なリズムで一気に駆け下りると左手に見える白い部屋。



「先生ー体調悪いんでちょっと寝させて下さーい。」


今日、いのっち先生こと保健の先生は出張だという事は前から調べてあるけど、そこは一応知らないふり。
そしてアイツがここにいる事も知っているけど、一応知らないふり。


「今日は先生出張だよー。」


白いカーテンの向こうから聞きなれた声がした。


「あ、。いたんですか。」
「うん、お昼寝中。」
「サボり?」
「和もサボり?」


俺はカーテンをめくりの姿を確かめると、はヒラヒラと手を振ってきた。
それに答えて俺も軽く手を振ると、隣のベットに腰を下ろした。


いっつもサボってんじゃん。そろそろヤバイんじゃないですか?」
「ノープロブレム!!」
「まぁ精々後輩にならないように頑張ってください。」
「はーい。」


は白いシーツに包まりながら楽しそうに笑った。





































とは親同士が親友なので産まれる前からの付き合い。
幼稚園から今までクラスまでもずっと一緒で、家も近所なので行き帰りにはバッタリ会ったりする。
つまりずっと一緒にいるってことになる。

俺とは世間一般で言う“幼馴染”ってやつ。
しかも相当な親密度。
でも俺的にはまだ物足りないんだ。
俺たちの関係はまだ発展途中で、発展を望んでる。
俺も、も。
これは自惚れなんかじゃなくて、なんとなくもそうなんだなって判るんだ。
長年の付き合いですから。

俺が一言言えばそれで一気に俺たちの関係は進むと思う。
でもやっぱり切っ掛けがないと、いくら確信してるからといっても言いにくい。
で、今回はあの5人での話を利用しようってわけ。
は俺たちの目標の話を知っている。
残っているのは俺と相葉ちゃんだけだって事も。






































俺はベットにゴロンっと寝転がった。
そして何処からともなく取り出したのはメロンパン。


「あー和が早弁しようとしてる。」
「もう昼休みみたいなもんじゃん。」
「今食べちゃったら相葉ちゃんがお昼1人になっちゃうよ?」


ほら、でた。
この話題がでたらもうこっちのもの。


「相葉ちゃんはもう今日から彼女とご飯ですよ。」
「えっ!?相葉ちゃんも彼女できたの!?」
「今頃告白中じゃないですか?」
「みんなすごいなぁ〜。どんどん彼女つくっちゃって。」
「そうですねぇ。」


は寝返りをうって俺に背を向けると、小さく呟いた。


「和は彼女つくらないの?」
「・・・つくりますよ。」
「好きな人いるんだ?」
「そりゃー・・・ね。」
「ふーん・・・」


強がりののちょっと寂しそうな背中をみると、俺の好きな人はだよって言って抱きつきたくなったけど、ここは我慢我慢。


は好きな人いないんですか?」
「・・・いる。」
「へぇー。だれだれ?」
「ひ、秘密!!」
「なんで?」
「なんでって・・・」


俺はよいしょっとベットから降りると、の正面へ回り、もう一度よいしょっとの目の前にしゃがんだ。
そして、に気付かれないように小さく深呼吸をした。


「俺でしょ?」
「は?」
の好きな人。」


の顔はみるみる赤くなっていった。
(思いっきり図星じゃん。)


「なっ!?そんな訳ないでしょ!!?」


は目玉が飛び出すんじゃないかってほど目を見開いて叫んだ。


「あ、やっぱり当りじゃん。」
「だから!!えっと、あー・・・和こそ私のこと好きなんじゃないの!?」
「好きですよ。」
「・・・え?!」


俺はを真っ直ぐ見詰めて話を続けた。


「凄い明るいところとか、何気なく優しいところとか、飾りすぎないところとか、今日の朝に1人で転んで恥ずかしそうに誰も見てなかったらキョロキョロ確認してるところとか、の全部が好き。」
「・・・見てたの!?」


はガバッとベットから勢いよく飛び出した。


「はい。丸見えのパンツもバッチリと。」
「・・・変態!!!」


は上目遣いでギロリと俺を睨んだ。
(その顔、逆に可愛いんですけど・・・)


「アレ?今頃気付きました?」
「・・・」
の言う変態は嫌いですか?」

「・・・好き。」

「うん、知ってる。」



俺はんふふっと笑ってのベットに上った。


「やっとコレで俺のものになった。」
「へ?」


俺はの唇にちゅっと軽く音を立ててキスをした。
もう1度、と顔を近づけた瞬間、白いカーテンの向こうから声が聞こえた。


「二宮、。そこはイチャつくためのベットじゃねぇぞ。」
「あ、いのっち先生。出張終わるの早くない?」


いのっち先生はハァとため息をついた。


「神聖な保健室のベットを汚すようなことは止めてくれよ。」


俺は仕方なく、もう1度キスをしての手を引いて保健室を出た。
そしての耳元でそっと囁いた。

(続きはまた今度、ね?)




さぁ、今からは新しいハッピースクールライフ。




























































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5000HIT 記念小説第5弾!!!
やっと終わりました;
遅くなってすいませんでした。
友情出演、いのっちでした。(笑)



wrote : 2007.1.28
UP : 2007.2.1