そんな日常
「うん、バイバイ。」
「誰から電話?」
「翔君の奥さん。息子の名前が決まったって喜んでたよ。」
「そう言えばもうすぐ出産って言ってたね。で、何て名前?」
「嵐。」
「え?」
「櫻井嵐だって。」
「うわぁ〜櫻井君嫌がりそうな名前っ!!」
「うん、電話の後ろで唸ってたよ。」
「あははっ。」
だいぶ暖かくなってきた昼間、俺たちの弾む会話を気にすることなく息子のハルは隣でぐっすり寝ている。
「でも、発想はうちとあんまり変わんないね。」
「“ハル”って俺の役名だし。」
「いいじゃない。ね、ハル。」
子育ても3年目になり、は慣れた手つきでハルの頭を優しく撫でる。
さすが母親って感じ。
「俺も寝よ。」
「ちょっ、何処で寝てんのよ!!」
の膝に頭を乗せて、寝る体勢に入った。
「〜〜〜。」
「ダメっ!!ハルが起きちゃうでしょ!!」
「大丈夫だよ。」
そう言って腰に手を回した。
「もう。ダメオヤジね。」
「まだオヤジって年じゃねぇよ。」
「智は言動がオヤジくさい。」
「ひどっ!!」
クスクスって綺麗に笑うの顔に近づいていった。
「。」
あと20cm
あと10cm
あと5cm
あと・・・
「・・・ママ?パパ?」
「「ハ、ハル?!」」
「パパとママ何やってるの?」
「「な、何にもしてないよっ!!」」
思わず2人でハモった。
(さすが夫婦。)
「パパ、ママ、公園行きたい!!」
「じゃぁ、公園行って遊ぼっか。」
「うん!!」
3人で手を繋いで外に出た。
まだ不安定かもしれないけど、確かに1歩ずつ自分たちの足で歩いていってるのは事実。
それを安定させて、引っ張っていくのが俺の一番の仕事だと思う。
―――幸せそうなとハルをみてそう思った。
「、ハル。」
「何?」
「どーしたの?パパ。」
「俺、2人とももっともっと幸せにするからなっ!!」
それが父親の仕事。
「ふふふ、この子も幸せにしてあげてね。」
はそっと自分のお腹に手をあてた。
「へ?」
「2人目、できちゃったみたい。」
父親の仕事はまだまだ増える。
でも、幸せも増える。
1人の幸せはみんなの幸せ。
みんなの幸せは1人の幸せ。
それはずっと。
永遠に。
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1000HIT 記念小説第5弾!!!
最終回!!!
う〜ん。締まってないですね。(笑)
大野さんを書くのが一番苦手です;
wrote : 2006.3.24
UP : 2006.4.1