の家に遊びに来た。
手にスーパーの袋をぶら提げて。








 マイスウィートハニー





























「何持ってんの?」
「へへへ。知りたい?」
「何々?」





は興味深々に近寄って来て、俺は満面の笑みで袋の中に手を突っ込んだ。




「ジャーン!!!」





そういって大袈裟に袋の中から取り出した物は、春の名物“苺”だった。
(だってもう6月だよ!?珍しくない!?)






「いちご?」
「うん、いちご。」
「何か時期おかしくない?」
「珍しいでしょ?」





そういって俺は苺を洗って皿の上に置いた。

そしてさぁ食べよう食べようなんて2人で言いながら、俺はの隣に座った。
向かいじゃなくて隣。
(だってこっちの方が近いじゃん?に。)





時期はずれの苺はどちらかと言えばすっぱくて、2人ですっぱいねって笑った。




「ねぇ雅紀。」
「何?」
「別になんにもなーい。」
「えー気になるじゃん。何?」
「何にもないよー。」





ふふふっと幸せそうに笑うに、俺はうーと唸りながらラスト1個の苺に手を伸ばした。


でも、手を出したときには確かにあったはずの苺が、手が皿のところまで行ったときにはなくなっていた。
代わりに、手の爪が皿に当たってカツンと音がした。

隣を見るとが貰いっと言って、一口で苺を口の中に入れた。





「あー!!!俺のいちご!!!」
「へへへ。雅紀が取るの遅いk・・・」



が最後まで喋らないうちに、俺は苺に喰いついた。
もちろんの口の中にある苺に。



の口から奪い取った苺は少し温かくて、今まで食べた中で一番甘く感じた。





「ちょっ・・・・何すんのよっ!!」
が俺の取ろうとしたいちご取っちゃうから〜!!」




の顔は苺色。


そんな愛しいマイスウィーツハニー。








じゃなくてマイスウィートハニー。












































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あまーいお話にしようと思ったら、意外とあっさりになりました。(笑)



wrote : 2006.6.22
UP : 2006.6.23